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源河 次雄; 岩本 清吉; E.Juita*; 竹内 紀男
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 369, p.709 - 712, 1996/00
被引用回数:4 パーセンタイル:43.42(Instruments & Instrumentation)がん治療用Irブラキセラピー線源のうち、シングルピン及びヘアピン型線源の放射能絶対値をマイクロカロリメータを用いて非破壊的に測定した。Irからの放射線を全て熱に変換するためタングステン製の放射線吸収体を使用した。このような方法による放射能決定の精度は、シングルピンの場合3.1%、ヘアピンの場合4.4%であった。また、電離箔による測定値との比較では、シングルピンについて13.8%、ヘアピンについて14.4%の差異が生じる。原因は電離箔測定時の放射線事故吸収の影響によるものである。従って放射能標準溶液で校正された電離箔を使用する場合14%程度の過小評価となることに注意する必要がある。
宮原 洋*; 松本 広樹*; 森 千鶴夫*; 竹内 紀男; 源河 次雄
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 339, p.203 - 208, 1994/00
被引用回数:10 パーセンタイル:68.33(Instruments & Instrumentation)Se,Ho,Irの線放出確率を4(ppc)-(HPGe)同時計数装置を用いて精密測定した。検出効率関数の決定には、上記の核種を二次標準試料として使用した。本法は、自己無撞着な結果を与えるので標準試料の使用に制限がある場合に有用である。
源河 次雄; 岩本 清吉; 竹内 紀男; 瓜谷 章*; 森 千鶴夫*
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 339, p.398 - 401, 1994/00
被引用回数:6 パーセンタイル:57.17(Instruments & Instrumentation)金属イリジウム-192線源を微少熱量計を用いて非破壊で放射能を測定した。線源からの放射線を全て吸収して熱エネルギーに変換するために、タングステン製の放射線吸収体を作製して用いた。試料となる線源は、0.110mmのIr-Pt合金を0.1mm厚のPtで被覆したものである。約60MBqの線源を3.2%の不確かさ以内で測定することができた。熱量計による測定値は、電離箱による値より約10%高いが、熱量測定では、放射線の線源内での自己吸収による影響がないので、その差が出たものである。
D.F.G.Reher*; A.H.L.Aalbers*; H.Bjerke*; N.Drugge*; 源河 次雄; M.J.Rossiter*; D.Santry*; J.P.Sephton*; G.Sibbens*; J.Seuntjens*; et al.
Nuclear Instruments and Methods in Physics Research A, 339, p.386 - 390, 1994/00
被引用回数:5 パーセンタイル:53.36(Instruments & Instrumentation)がん治療用としてIrワイヤ状線源の重要性は近年とみに高まりつつある。従って、その線量率及び放射能値測定値のトレーサビリティを確立する必要があり、ヨーロッパ諸国内研究、医療機関を中心とする相互比較が行われた。英国国立物理学研究所(NPL)より、1cm長のIrワイヤ線源が参加8研究所に送られ、測定後は、幹事研究所である標準物質・計測研究所(IRMM)に集められ、標準電離箱による再測定が行われた。距離1mにおける空気カーマ率の比較結果は、1.5%以内で一致したが、放射能値のバラツキは12%に及んだ。英国NPLの値と日本JAERIの値は3%以内で一致しており、他の参加者の結果は、自己吸収の補正に問題があることが示唆された。
加藤 久; 木暮 広人; 鈴木 恭平
JAERI-M 8810, 37 Pages, 1980/04
日本原子力研究所におけるガンマ放射線源(工業用Ir、Co、Tm線源および医療用Au、Ir線源)の製造の概要を報告する。本論分では照射および製造用施設、放射能の生成量計算、各線源の特質、ターゲットの仕様、非密封および密封線源の製造法等について述べる。